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●「横浜SM日和」
●荊子緊縛ライブ やられる前にやるさ


2006年1月21日(土曜日)新宿ゴールデン街劇場にて、緊縛師荊子による緊縛ライブが行われました。

彼女は、数年前まで頻繁にライブを行っていましたが、最近はストリップ劇場で行われるSMイベントに参加するくらいでしか、緊縛を披露する機会がありませんでした。こういう類いのイベントは、いろんなのが観た〜いって方にはぴったりですが、さまざまなSMパフォーマンスが行われるので、ひとつひとつのショーの時間が短いし、じっくりと荊子さんの世界観や空気を楽しむのには、向いてないような気がします。あと、場所柄行きづらいっていう人もおられるでしょうし。

というワケで、もっと身近に荊子の緊縛をいろんな方に、じーっくりと楽しんでもらおう!ってなことでこの企画はスタートいたしました。

さて、この冬東京ではまったく雪なんて全然降っていなかったのに、なんの因果か、当日待っていたのは、身も凍るような寒さと大雪。

とはいえ、予約してくださったお客さんが待っているわ!!スタッフ一同、雪の中をいざ新宿へ向かったわけです。

場所は新宿ゴールデン街劇場。荊子さんの師匠でもある雪村春樹さんもここでライブをしておりますし、他にも最近はフェティッシュイベントをしたりしているみたいです。もちろん普通の演劇やライブ、お笑いなどもしています。

今回、モデルとなってもらったのがすみれさん。少女らしさの残るキュートさと縄映えする肉体がとっても魅力的な方です。

さて、私、もも小春のつたない司会で始まったライブは、1部目、薄暗いステージから着物を軽く羽織ったすみれさんの登場から始まりました。彼女のステージはいつも静かな無音の中で行われます。音楽や効果音は一切使いません。麻縄の擦れる音と荊子の囁き声とすみれさんの悶える吐息だけが、会場を満たすのです。そのエロティックさといったら何にも例えようのないものです。なんだかふたりのセックスを覗き見してしまっているような…ちょっとした罪悪感さえ感じてしまいます。

続いて2部は変わって、毛皮のショールを纏った下にガーターベルトにストッキングというクラシカルなイメージの衣装。対する荊子は白いシャツにコルセットとラバースカート。おふたりともとっても綺麗なんですが、縄を介することで表情から体つきまで、さらに艶っぽくなるのです。

すみれさんが縛られた姿を一度、他の縛師さんで見ているのですが、やはり縛る人が変わるとリアクションが変わるものなんですね。特に荊子が女というのも一因なのかもしれません。相手が男の人の場合、身も心も無邪気に全てを投げ出してしまうことが簡単だけれど、同性ということが何かしら影響はしているんだと思います。

荊子の縛りはSとMの関係性がギリギリの危うさで保たれています。縛っていても、縛らされているような感じがするし、形は責められていても、精神的にはM側がS側を責めたりもします。今回のライブは、特にその見えないふたりの駆け引きのようなものを強く感じられました。まるでキャットファイトをみているようでした。殴ったり蹴ったりはしないけど、パっと見は荊子がすみれさんを責めてはいるんだけれど、実は、精神的なところで、喧嘩に近いようなやり取りがなされているような…。

そして後半、縄を首にかけられ四つん這いを命令されたすみれさんの屈辱的な表情がなんとも魅力的でした。そして荊子はそのままステージを去ります。彼女のショーではよくこのような放置が行われます。ただ独りきりステージに残された女の子達の表情には、不安と寂しさがいっぱいに満ち溢れます。すみれさんも、縛られたまま、帰るに帰れず、それと同時にお客さんの好奇の目にさらされ、どうしていいのかわからない、はやく帰ってきてほしくて、、私、どうしたらいい?でもこの状況が被虐心をくすぐって快感になってしまう…。

こればかりはやはり実際見てみないとこのすばらしさは伝わらないでしょうか。とにかく、とても緊張感のあるライブでした。

また、1部と2部の間に、安藤ボン監督とすあまさんでトークショーが行われました。
すあまさんは自ら<すあま活動写真社>なるものをたて、SMビデオを製作されている方であります。と同時に彼自身もかなりのマニアさんでもあるようです。彼は荊子の縛りと安藤監督の作品をすばらしく理解していただいており、ブログにおもしろいことを書いていたのを読んで、今回トークショーに出ていただきました。彼はふたりの作品を「四畳半SM」と例えておりますが、その辺りからカメラアングルなど作品に関してまで、安藤監督のSM論を含め、短い時間ながらも興味深いトークショーとなりました。

ちなみに、すあまさんのブログでも今回のライブが取り上げられてます。やっぱりおもしろいです。
http://happy.ap.teacup.com/applet/suama/255/trackback

と、そんな感じので無事ライブは終了いたしましたが。次回またライブをしたいと思ってます。
ただしもう大雪はイヤなので、もうすこし暖かくなってからに行う予定です。
それでは、ライブ報告でした!
(2006.01.30)

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